市場の急拡大に伴い、避けて通れないのが著作権の問題だ。個人が楽しむ範囲での自作は「私的使用のための複製」として法的に認められている。しかし、SNSでの公開や、フリマアプリでの販売、さらにはファン同士の交換会といった行為は、著作権法上のグレーゾーン、あるいは明確な違法行為に該当するケースが少なくない。
近年、多くのコンテンツホルダー(アニメ制作会社やゲームメーカー)は、二次創作に関する詳細なガイドラインを策定している。「非営利目的に限り、年間〇個までの制作を許可する」といった具体的な数値基準を設ける企業が増える一方で、無許可の販売に対しては厳格な法的措置をとる姿勢を強めている。制作者には、技術だけでなく、高いモラルと法知識が求められる時代になっている。