自力洗浄を決断したユーザーの間で、長年にわたり定番として支持されているのが「くうきれいエアコンファン洗浄剤(AFC-503シリーズ)」です。ドラッグストア等で手に入る一般的な冷却フィン用スプレーとは何が異なるのでしょうか。
最大の違いは「泡の滞留性」と「専用リンス剤の付属」です。冷却フィン用スプレーはサラサラとした液体でアルミフィンを伝って室外に排出される構造を前提としていますが、これをファンに吹き付けると真下に垂れ落ちてしまい、カビを分解する時間が稼げません。一方、くうきれいなどのファン専用品は、濃密なムース状の泡がファンの羽根1枚1枚に強力に密着し、こびりついた汚れを浮かせる処方になっています。付属の中和・すすぎ用リンスによって、ムースを液状化させて流し落とせる点も優れています。
ただし、現場の専門家から見ると、「付属のリンス1本だけではすすぎ水量が決定的に不足している」という共通認識があります。スプレー缶の噴射力だけでは、溶け出したカビがファンの裏面やドレンパンに再付着しやすいため、前述した蓄圧式噴霧器を併用し、最低でも3リットル以上の水で追い洗浄することが、失敗を防ぐ不可欠なアプローチです。100円ショップの加圧式ペットボトルノズルでも代用可能ですが、水圧の安定性と連続噴射能力を考慮すると、2〜4リットル容量の園芸用蓄圧式噴霧器を用意するのが最も確実です。