Q1:りゅうこつ座イータ星は日本から肉眼で見ることはできますか?
A1:りゅうこつ座イータ星は赤緯約マイナス60度に位置するため、本州や九州など日本の大部分からは地平線の下に隠れて見ることができません。沖縄県の先島諸島(石垣島や西表島など)まで南下すれば、南の水平線すれすれに姿を現しますが、極めて観測難易度は高くなります。全体を観測するには、オーストラリアやニュージーランド、チリなど南半球へ行く必要があります。
Q2:もし爆発したら、地球の通信機器や電力網に影響(太陽フレアのような電磁障害)は出ますか?
A2:実質的な電磁被害が生じる心配はありません。太陽フレアはわずか1億5,000万キロメートルという至近距離から荷電粒子が地球磁気圏に直接衝突するため影響が出ますが、イータ星は7,500光年(約7京キロメートル)も離れています。光や電磁波は大気圏上層をわずかにイオン化させる可能性は議論されているものの、地上の送電網や人工衛星コンステレーションを麻痺させるレベルには遠く及びません。
Q3:ホムンクルス星雲の真ん中にある星は、すでに爆発してしまっている可能性もありますか?
A3:十分にあり得ます。私たちが現在観測しているりゅうこつ座イータ星の姿は、「7,500年前の光」です。したがって、もし紀元前5000年以降から現在までの間に現地で超新星爆発が起きていた場合、その強烈な閃光を乗せた光の波面はすでに地球へ向かって宇宙空間を飛翔しており、明日、あるいは数年後に地球へ到達する可能性は物理的に排除できません。