全国の温泉・サウナファンの間で単に「すみれの湯」と呼称される場合、実際には大阪府茨木市にある彩都天然温泉すみれの湯と、千葉県流山市に位置する南柏天然温泉すみれのいずれかを指しているケースが大半を占めます。名称こそ極めて似通っているものの、両者は立地環境、温泉の泉質、施設が前面に押し出すコンセプトにおいて明確な個性の違いを持っています。
まず、関西の拠点である彩都天然温泉すみれの湯は、北摂の自然豊かな彩都エリアに佇み、地下1,000メートルから湧出する低張性弱アルカリ性単純温泉を贅沢に使用した本格派です。広大な敷地を活かした韓国式温熱空間「チムジルバンスパ」が最大の武器であり、ファミリー層やカップルが1日かけてじっくりデトックスを楽しむリゾート型スパとしての地位を確立しています。
対する南柏天然温泉すみれは、首都圏のサウナブームを牽引する存在として知られます。濃厚な含よう素-ナトリウム-塩化物強塩温泉という本格的な泉質を誇りながらも、館内の主役として語られるのは強烈無比なオートロウリュと水風呂、外気浴導線の完璧さです。サウナ愛好家の間では「巡礼地」として扱われることが多く、都市型エンタメサウナの急先鋒として熱い視線を集めています。