店内へ足を踏み入れると、中央から奥にかけて厳かな存在感を放つコーナーがあります。熟練の靴職人が一足ずつ手作業で染めや加工を施す最高峰ライン「オニツカタイガー ニッポンメイド 京都」の展示フロアです。上質な天然レザーの質感と繊細なグラデーションは、量産スニーカーの枠組みを完全に逸脱しています。
現地スタッフへの取材によると、特に人気を集めているのは「MEXICO 66 DELUXE」や「FABRE DELUXE」といった代表作。価格帯は3万円台から4万円台半ばと決して安価ではありませんが、訪日客にとっては円相場の恩恵と免税メリットが重なり、「本物の日本のクラフトマンシップがこの価格で手に入るのは奇跡的」と捉えられています。その結果、ゴールデンサイズである26.0cm〜28.0cmは入荷直後に完売することも珍しくありません。
また、コレクターの熱視線を集めるのがオニツカタイガー京都 限定モデルの存在です。京都の伝統工芸や和の色彩から着想を得た限定カラーや特別仕様モデルは、入荷情報がオンライン上で拡散されるや否や、瞬く間に争奪戦へと発展します。現在の在庫状況は極めて流動的であり、店頭に並んでいる瞬間に出会えるかどうかは、まさに一期一会の運に左右されるのが実情です。