2026年現在、柴門ふみさんと弘兼憲史さんは、お互いのプライベートを完全に尊重し合う極めて円満な夫婦関係を築いています。住まいは別々ですが、週に1回程度や記念日には行きつけのレストランで食事を共にし、近況や仕事のアイデアを語り合う生活が定着しています。
顔を合わせれば創作の話で盛り上がり、終わればそれぞれの書斎へと戻っていく。食事の支度や家事の分担で揉めることもなく、お互いが「一人で過ごす快適さ」と「共有する時間の楽しさ」を両立させています。柴門さんはエッセイの中で、現在の関係を「これ以上ないほど気楽で心地よい関係」と表現しています。
結婚から40年以上が経ち、若き日の熱情や子育ての慌ただしさを通り抜けた二人がたどり着いたのは、依存しない大人の連帯でした。世間の「夫婦は同居すべき」という固定観念にとらわれない彼らの生き方は、現代のシニア世代や共働き世代にとっての新たな指針となっています。