映像アーカイブに目を奪われがちだが、福岡市総合図書館は文字情報の宝庫でもある。とりわけ黒田藩に関する古文書や、近代福岡の発展を記録した郷土歴史資料の充実は目を見張るものがある。
国立国会図書館サーチとのシステム連携により、全国のデジタル化資料と福岡独自の古文書群がシームレスに結ばれた。館内のレファレンスカウンターでは、学術論文の執筆から家系のルーツ調査まで、専門司書が高度な調査支援を行ってくれる。古地図とデジタルアーカイブを照らし合わせながら、福岡の歴史の深層へ潜り込む知的体験は、他の施設では味わえない醍醐味だ。