昭和から平成、そして令和へと、日本の台所の変遷を記録し続けてきた長寿番組『きょうの料理』。その半世紀以上にわたるレシピアーカイブをめくると、酢の物の配合が時代背景とともにダイナミックに変遷してきた事実が浮かび上がる。砂糖が貴重だった時代の素朴な酸味から、高度経済成長期の甘酸っぱい濃い味付け、そして減塩が叫ばれる現代の出汁を効かせた淡麗な仕立てへ。
だが、どんなに時代が移り変わろうとも、変わらない鉄則が一つだけある。食材の声を聴き、余分な水分を断ち、最も美しい瞬間を逃さずに口へと運ぶこと。食卓の片隅に置かれた小さな小鉢は、私たちが何を大切にして生きてきたかを静かに物語っている。 (出典: きゅうり と ワカメ の 酢の物(Yahoo!ニュース))
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