夏目三久と有吉弘行の出会いは、2011年4月に放送開始したテレビ朝日系バラエティ番組『マツコ&有吉 怒り新党』でした。日本テレビを退社しフリーに転身したばかりの夏目三久の聡明な進行と、マツコ・デラックス、有吉弘行による鋭いトークの掛け合いは深夜番組として異例のヒットを記録し、彼女のキャリア再評価の決定打となりました。
番組での共演を通じて長年培われた深い信頼関係が、やがて真剣交際へと発展。2021年4月1日、エイプリルフールに都内の区役所へ婚姻届を提出し、連名の直筆ファクスで結婚を電撃発表しました。
世間をさらに驚かせたのは、結婚発表直後に出演した特番『マツコ&有吉 かりそめ天国』において、同年秋をもってすべてのレギュラー番組を降板し引退すると宣言したことです。番組内で有吉弘行は「夫婦で同じ業界にいてすれ違いが起きたり、世間の様々な声に晒されるリスクをなくすため」と説明し、夏目三久も「この仕事から離れることに悔いはありません」と穏やかな笑顔で応じました。
過密な生放送を抱えるプレッシャーから解放され、夫を精神的・生活面から支える決断を下した背景には、芸能界の表層的な華やかさよりも確固たる個人の幸福を重んじる彼女の強い信念がありました。