近年、特にSNSで爆発的な拡散を見せたのが、漫画家・たつき諒氏の作品『私が見た未来』に端を発する言説や、南海トラフ巨大地震にまつわる根拠不明のカウントダウンです。
同書に描かれた記述は一部のインフルエンサーやオカルト系YouTuberによって過激に切り取られ、「2025年7月に大災難が起こる」といった形で拡散されました。しかし、実際にその期日を迎えても何も起きず、後になって「時期がズレた」「解釈が違った」と言い逃れをするパターンが繰り返されています。これこそが、過去数十年にわたりオカルト界隈で繰り返されてきた典型的な論点のすり替えです。
SNS上でのネットの反応を時系列で追うと、予言期日の数週間前から不安を煽るショート動画が量産され、まとめサイトがPV稼ぎのために便乗します。そして期日当日に何事もなく平穏に終わると、安堵のコメントとともに「またデマだった」「防災用品を買わせるためのアフィリエイト目的だったのか」という憤りの声が殺到する構図が完全に定着しています。