同社の真のボラティリティを体感しているのは、リアルタイムで市場に対峙する投資家たちです。助川電気工業の株価掲示板(Yahoo!ファイナンス掲示板や投資系SNS)を丹念に観察すると、投資家の心理は極端な二極化を見せています。
夜間の私設取引所において、助川電気工業のPTSで制限値幅上限近くまで買い進まれる局面では、掲示板上に「ついに核融合の本命が火を吹いた」「明日は寄らずのストップ高か」といった熱狂的な投稿が溢れかえります。しかし、翌朝の立会外取引から本市場寄り付きにかけて大口の利益確定売りに押され、長い上ヒゲをつけて陰線を引く展開も日常茶飯事です。現場の個人投資家からは次のような生々しい声が聞かれます。
「核融合のニュースで飛びつくと、数時間で高値掴みさせられる。PTSの気配値に踊らされて翌朝成行買いを出すのは典型的な養分パターンだ」(30代・デイトレーダー)
「材料株として乱高下しているが、決算書を読めば極めて真面目で堅牢なメーカー。短期の波に付き合わず、急落してPER12倍台まで放置された時に拾って寝かせておくのが最も手堅い」(50代・中長期投資家)
市場関係者からの助川電気工業の評判を精査すると、「技術力と財務の安全性は疑いようがない優良企業だが、情報開示(IR)が職人気質で極めて控えめ」という評で一致します。自ら積極的に株価を吊り上げるような派手なプロモーションを行わない堅実さがある反面、思惑先行で動意づいた後の株価形成が個人の投機熱に左右されやすいという側面を孕んでいます。