X(旧Twitter)や知恵袋、匿名掲示板を調査すると、「病院に行くのが面倒だからパブロンを2錠多めに飲んで寝ている」「手軽に手に入る市販薬だから安心だと思っていた」という投稿が後を絶ちません。手軽さと入手性の高さが、不適切な使用へのハードルを下げています。
しかし、救急医療や心療内科の臨床現場からは深刻な警鐘が鳴らされています。現場の医師らの報告によると、最初は1回規定量から始まった代用服用が、次第に耐性によって効果を感じにくくなり、1回で半瓶〜1瓶分を一気に飲む「オーバードーズ(過量服薬)」へとエスカレートする症例が頻発しています。
実際に過量摂取に至った患者の手記や臨床データでは、「眠るためだけに飲んでいたはずが、飲まないと強烈な焦燥感と動悸に襲われるようになった」「朝起きると呂律が回らず、肝臓の数値が跳ね上がって緊急入院になった」という過酷な現実が綴られています。ネット上の「手軽な寝落ちハック」という言説は、不可逆な健康被害を招く極めて危険な罠です。