本土と隠岐諸島(島前・島後)を結ぶ基幹オペレーターである隠岐汽船株式会社は、季節やドック入りスケジュールに応じた綿密な運航ダイヤを敷いている。旅人がまず直面するのは、七類港を使うか、境港を使うかという選択だ。結論から言えば、運航本数と天候耐性で選ぶなら島根半島東端に位置する七類港が圧倒的に強い。境港発着便は米子空港やJR境港駅からの鉄道アクセスが魅力だが、季節運航や減便の影響を受けやすい側面を持つ。
運賃設定の把握も欠かせない。原油価格の変動に伴う燃料油価格変動調整金(バンカーサーチャージ)が加味されるなか、早期予約や往復割引、学生割引といった各種ディスカウントの適用条件を見極めることが最優先事項となる。島前(西ノ島・中ノ島・知夫里島)と島後(隠岐の島町)のどちらを先に巡るかによってもトータルの運賃は変動する。無駄な乗り継ぎ運賃を払わないためにも、入込港と出国港を変える「オープンジョー」的な周遊ルートを組むのが通の常道だ。