群馬の前橋で二郎系旋風を巻き起こした「つの旨」において、ファンの胃袋を冷え込ませたのが「長期休業」とそれに伴う「完全閉店の噂」でした。結論から言えば、同店が完全閉店した事実はありません。しかし、過去に何度も数週間に及ぶ休業や突発的な営業休止が発生し、そのたびにファンの間では「このまま店を畳むのではないか」と悲観的な憶測が広がりました。
事態の発端は、人気が全国区へと跳ね上がったことに起因します。直系二郎譲りの乳化スープと巨大な豚(チャーシュー)を求めて県内外から熱狂的な客が殺到した結果、店舗のキャパシティを大きく超える事態が発生しました。特に、仕込みから調理、片付けまでを少人数あるいは店主ひとりのワンオペレーションに近い体制でこなしていたため、店主の腰痛や頚椎の疲労といった身体的ダメージが限界に達し、ドクターストップに近い形で長期休業を余儀なくされた時期が存在します。
現場を目撃してきた古くからの常連客は、当時の様子について次のように語ります。「店主さんの仕込みにかける情熱は凄まじく、一切の妥協を許さない性格。それだけに仕上がりに納得がいかない日や、体の痛みが限界に達したときは潔く店を開けない。その職人気質な姿勢が、情報の一人歩きによって『トラブルで閉店した』と歪んで伝わってしまった面が強い」と証言しています。