取材班が満員の週末大型フェス開催時に現地調査を実施したところ、ホール周辺の「現場環境」にはネット上の短編情報では見落とされがちな過酷な現実が存在していました。
まず痛感させられるのが周辺コインロッカー空き状況の厳しさです。JR大阪城公園駅改札内外に設置された計150口前後のコインロッカーは、昼12時の段階で使用率98.5%に達し、午後1時には完全満杯となりました。ホール敷地内のロッカーも開場2時間前には全滅します。キャリーケースを引きずったまま南口の階段前で途方に暮れる遠征組の姿は、いまや城ホールの日常風景です。荷物預けの保険をかけるなら、新大阪駅や梅田駅であらかじめ預けるか、もしくは京橋駅地下街の大型ロッカー群を確保してから向かうのが鉄則です。
また、物販と記念撮影の動線にも明確な法則性があります。近年の公演において、グッズ販売整列場所は南口正面ではなく、南口から徒歩1分の広大な「太陽の広場」またはホール南側前庭の特設テントに集約される傾向が定着しています。待機列は炎天下や冬の冷風を遮る遮蔽物がない開けたエリアに伸びるため、南口へ到達する前の防寒・日傘対策は死活問題となります。
さらにファンにとっての聖地であるツアートラック撮影場所は、南口を出てすぐ東側にある「搬入口・関係者通用口付近」のフェンス沿いに設営されるのが通例です。南口からわずか数十メートルの距離に巨大トラックが横付けされるため、開場直前の時間帯は「入場待機列」と「撮影待機列」が交錯し、激しいボトルネックが発生します。安全かつ鮮明に撮影したい場合は、開場の少なくとも2時間前、まだ南口広場の規制ロープが張られていない時間帯を狙うのが賢明です。