もし「Appleのパスワードそのものではなく、連携しているウェブサイトの認証情報を見たい」あるいは「過去にブラウザ保存した履歴から推測したい」という場合は、iCloudキーチェーンの出番だ。端末内の設定メニューにある「パスワード」項目を開けば、Face IDやTouch IDの認証を経て、保存済みの膨大な認証情報がクリアに一覧表示される。
ただし、ここでも自身のマスターとなるApple Account自体のパスワードだけは別格の扱いを受ける。キーチェーン内に自己言及的に保管されることはない。裏技的に他サービスで使い回した文字列から推測を試みるユーザーも散見されるが、セキュリティの観点からは極めて危険な兆候だ。使い回しが発覚したパスワードは、復旧作業と同時にすべて固有の強固な文字列へと刷新すべきである。