店頭で目当ての冷凍フルーツが見当たらない現象には、明確な構造的要因が存在します。流通関係者の証言によると、第一の要因はSNSを起点としたアレンジレシピの爆発的な拡散です。特にショート動画プラットフォームで「低脂質な贅沢スイーツ」「プロテインと合わせる自家製スムージー」の動画が数百万回再生を記録し、特定商品の指名買いが集中しました。
第二に、ファミリーマートが推進する「ファミマル」ブランドの品質向上に伴い、急速冷凍技術によるフレッシュな食感と濃厚な甘みがダイエッターの間で再評価された点が挙げられます。コンビニのアイス棚から冷凍フルーツ棚へと顧客が流れた結果、夕方から夜間帯にかけての売切れ率が前年比で約1.4倍に達する店舗も見受けられます。
さらに、オフィス街の店舗では朝のビタミン補給用として出勤時に購入するビジネスパーソンが増加しており、朝・夕の二重の需要ピークに対して店舗側の発注枠が追いつかないケースが散見されます。