幼少期に両親が離婚するという大きな出来事は、少年の心に決して消えない傷と覚悟を刻みつけた。松岡昌宏がまだ幼い頃、両親は別々の道を歩むことを選択する。突然訪れた父親との別れ。幼心に抱いた困惑と切なさは、月日が流れても消え去ることはなかった。
成長する過程で、離れて暮らす父親に対する感情は複雑に揺れ動いた。反発や寂しさ、そして男としての憧れ。大人になった彼がラジオやトーク番組の端々で漏らした言葉には、単なる愛憎を超えた、ひとりの人間としての父親に対する深い観察眼と理解が垣間見える。メディアでは語られ尽くさなかったその真相は、傷つきながらも生き抜いてきた彼自身の人間形成そのものだった。