この宿命のライバル関係は、今に始まったことではない。歴史の源流をたどれば、両社を世界的巨大チェーンへと育て上げた創業者の強烈なビジョンに行き着く。
マクドナルドの基礎を築いたレイ・クロックは、徹底したシステム化とスピード、どこで食べても変わらない品質の均一化を追求した。対するバーガーキングの創業者ジェームズ・マクラモアは、直火焼き(Flame-Broiled)という調理法と「Have It Your Way(あなたのお好み通りに)」というカスタマイズ精神を掲げて差別化を図った。効率を突き詰めたシステムVS素材の旨味を引き出すクラフトマンシップ。半世紀以上前に生まれたこの思想の相違が、現代の日本の店舗でもそのまま味の深みやサービススタイルの違いとして色濃く残っている。