はちきょうでつっこ飯を頼む際、店員から必ず説明される厳格なルールの「掟(おきて)」がある。それは「盛られたイクラを一粒たりとも残してはならない」という点だ。
一見すると厳しいルールに思えるが、これには理由がある。過酷な北の海で命がけで漁を行う漁師への感謝、そして自然の命をいただくことへの敬意を忘れないという、店の信念に基づいているからだ。
「おいサー!」という掛け声が響き渡る中、スタッフは客がストップと言うまでイクラを盛り続ける。自分の胃袋のキャパシティを見極め、美味しく食べきれる量でしっかりストップを出すことが、この店での嗜みでありマナーなのだ。残さず完食した後の達成感と満足感は、格別の旅の思い出になるだろう。