問題の深刻化に伴い、真っ先に動いたのが広告主である大手企業群だった。コンプライアンス意識の高まりとともに、人権侵害への関与や容認を懸念するグローバル企業が相次いでタレントのCM起用を見送り、あるいは契約解除に踏み切った。
キスマイもその影響を免れることはできず、主要メンバーが出演していた大手メーカーの広告が次々と姿を消した。テレビCMという強烈な露出媒体を奪われたことは、単なる経済的損失にとどまらず、グループのブランディングに深刻な打撃を与えた。スポンサー撤退の波は、日本のエンターテインメント産業全体が直視すべき構造的課題を突きつける結果となった。