ネット上で頻繁に話題となるのが、「戦慄迷宮では毎年、本物の神社から神主を呼んで大規模なお祓いを行っている」という事実です。これは都市伝説ではなく富士急ハイランドが公式に認めている恒例行事です。
なぜ商業施設のアトラクションでこれほど厳格なお祓いが行われるのか。その理由は大きく分けて3点あります。
- 全国から集められた「本物の遺留品・医療器具」への鎮魂:閉院した病院から引き取った備品には、かつての患者や医療従事者の想念が宿っているという民間信仰的配慮。
- キャスト(亡霊役・案内役)のメンタルヘルス維持:1日中薄暗い環境で「死者」を演じ続けるアクターは、極度の精神的ストレスに晒されます。お祓いという儀礼を経ることで、心理的な防壁(心理的バウンダリー)を再構築する役割を果たしています。
- 暗所における転倒・パニック事故防止の安全祈願:迷宮内での接触事故や怪我を防ぐための労働安全衛生的アプローチ。
また、ファンの間で囁かれる「3階の立ち入り禁止エリア」の噂についても明確な実態があります。戦慄迷宮の3階部分には、かつて演出ルートに含まれていたものの、現在は閉鎖されているエリアが存在します。「本物が出すぎて封印された」と噂されますが、実際の理由は「所要時間が長すぎて客の体力が持たないこと」および「消防法に基づく避難動線の最適化」です。複雑すぎる立体構造は、万が一の地震や火災時に致命的なリスクとなるため、安全管理上の判断から敢えて封鎖されています。