福岡県北九州市に拠点を置く第七管区海上保安本部の傘下組織として、仙崎海上保安部は本州最西端の日本海側における治安維持の要石となっています。その本拠地である山口県長門市 仙崎港は、詩人・金子みすゞの故郷として知られる穏やかな港町ですが、海上に目を向ければ対馬海峡や山陰沖へと続く国際航路と好漁場が広がる要衝です。
仙崎海上保安部の管轄区域は、長門市をはじめ萩市、阿武町、下関市北東部、そして沖合約45キロメートルに位置する離島・見島周辺までを含みます。この海域は対馬暖流が流れ込み、イカ釣り漁船など多くの沿海・沖合漁船が操業する一方、冬季には季節風による激しい時化(しけ)に見舞われる危険な海域でもあります。
最新ニュースや業務報告によると、近年は気象変動に伴う局地的な突風や高波によるプレジャーボートの遭難事故が増加傾向にあり、従来の漁船・商船対応に加え、レジャーボート利用者の安全指導と迅速な監視活動が日常業務として極めて大きな比重を占めています。