日本の美容・化粧品市場を牽引する資生堂や花王といったトップメーカーの開発競争は、いまや塗り直しの快適性にフォーカスしている。従来の白浮きやベタつきを克服し、メイク膜の上にしなやかに重なるフォーミュラが次々と誕生しているのだ。
特に進化したのが紫外線吸収剤のカプセル化技術や、均一なミクロポリマー膜を形成する処方設計だ。汗や水、さらには肌の動きに追従して隙間を作らない被膜技術は、スキンケア産業の職人技とも呼べる域に達している。メイクを崩すどころか、リタッチすることで逆にメイク仕立ての透明感が蘇るような仕上がりは、技術革新の恩恵そのものと言える。