集英社のウェブコミックサイト「となりのヤングジャンプ」で連載されている村田雄介版(リメイク版)と、ONE氏による原作版では、アマイマスクの描写に顕著な差異が存在します。この違いはファンの間でも大きな議論を呼びました。
最も大きな変更点が、怪人協会編における「傭兵部隊に対する処遇」です。原作ONE版において、アマイマスクは怪人ド怪人(ドS)の洗脳下に置かれた民間人傭兵たちを「怪人に操られた者は救う価値なし」と切り捨て、容赦なく惨殺しました。この冷酷極まりない描写により、連載当時の読者コミュニティ(5ちゃんねるやSNS)では「ただの危険人物」「怪人以上に邪悪な偽善者」という強烈なバッシングが巻き起こりました。
しかし、村田雄介版の単行本修正プロセスにおいて、この展開は根本から描き直されました。アマイマスクが手を下す直前にアトミック侍の弟子であるイアイアンたちが割って入り、傭兵たちは一人も殺されずに生存するルートへと変更されたのです。さらに村田版では、アマイマスクが鏡を見ながら自身の顔の崩れに怯えるシーンや、人間性と怪人性のはざまで激しく葛藤する心理描写が大幅に前倒しで追加されました。
この変更について、熱心な読者層の間では「原作の持つ容赦ない狂気が薄れた」という批判的な声も一部上がったものの、大半のファンからは「後に控えるピエロ戦での自己犠牲とカタルシスに向けた、極めて自然で緻密な伏線回収になっている」と極めて高く評価されています。