購入後に「失敗した」と激しい後悔に苛まれる消費者には、明確な共通点が存在する。最も目立つ失敗事例は、本体価格の安さだけに目を奪われ、ランニングコストと耐用年数を計算に入れていなかったケースだ。近年は電気代高騰が家計を直撃しており、省エネ性能が劣る低価格モデルを選んだ結果、月々の電気代が前年比で数千円も跳ね上がったという悲鳴が上がっている。
さらに深刻なのが、購入からわずか1〜2年で発生する頻繁な故障と、アフターサポートに対する根深い不満だ。「冷気が全く出ない」「室内機から水が漏れて壁紙が傷んだ」といった深刻な不具合に直面した際、電話が繋がらないカスタマーセンターや、修理訪問までに3週間以上待たされる体制は致命的と言える。熱中症のリスクが高まる時期に空調が止まる恐怖は、単なる製品の不具合にとどまらない人生の損害だ。
また、複雑すぎる自動掃除機能が裏目に出て、内部にカビが繁殖し異臭を放つ事例も報告されている。掃除の手間を減らすはずの機能が、結果的に高額な専門クリーニング費用を毎年発生させる本末転倒な状況を生んでいる。