相手の守備網をズタズタに引き裂く原動力となっているのが、久保建英と三笘薫の両翼だ。彼らがボールを持つだけで、スタジアムの空気が一変する。右サイドで久保がタクトを振るい、針の穴を通すようなラストパスを供給したかと思えば、左サイドでは三笘が鋭利なドリブルで複数人のマーカーを無力化する。相手ディフェンダーにとっては、まさに悪夢の二者択一だ。
欧州トップリーグで毎週のように主役を張るふたりは、もはや「違いを作る選手」として完全に計算されている。特筆すべきは、派手なテクニック以上にその戦術眼の高さだ。味方の位置関係を瞬時に把握し、最適なタイミングでスペースへ侵入する。欧州最高峰のインテンシティに日常的に晒されているからこそ発揮できるプレー判断が、代表のピッチで凄まじい相乗効果を生み出している。