彼女の恋愛史を語る上で欠かせないのが、最初の結婚相手である写真家・映画監督の紀里谷和明だ。10代半ばで彗星のごとくデビューし、瞬く間にトップアーティストとなった彼女が、2002年に19歳の若さで結婚を発表したニュースは社会的な波紋を呼んだ。鋭い感性を持つ二人の結びつきはクリエイティブな相乗効果を生み出したが、数年の月日を経て互いの道を歩む決断を下すこととなる。
その後、イタリア人男性との再婚と長男の出産、そして再びの離婚を経て、彼女の結婚観や人間観はより深みを増していった。愛の始まりと終わり、そして再生。こうした自らの人生における痛切な体験は、単なるスキャンダルとして消え去るのではなく、普遍的な愛の物語として彼女の音楽へと昇華されていく。