近年、博物館・水族館・イベント展示業界では、従来の「美しさ」や「格好よさ」とは異なるベクトルで生き物を魅せる手法が急速に広がっている。サンシャイン水族館が手掛けた「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展(もう毒展)」の歴史的大ヒットはその先駆けであり、珍しい生き物への心理的ハードルを一気に下げた。
博物学者の荒俣宏氏が長年唱えてきた「異形への愛着と探求心」や、さかなクンがバラエティ番組等で見せる深海魚への深い愛情と情熱的な解説も、日本人の感覚を刺激してきた。テレビ東京などのWebコンテンツや特別番組で特集されたことも後押しし、サブカルチャーの枠を超えて大衆化が進んだと言えるだろう。