アイリスの原点にして最大のトラウマとなっているのが、幼少期を過ごした「聖ラフルス修道院」での火災事件です。シスター仲間や親しい友人を一瞬にして奪われたこの惨劇は、自然発生的な人体発火現象ではありませんでした。
この事件の首謀者は、聖陽教のシスターでありながら伝導者一派の「第3の柱」であったシスター・炭隷(スミレ)でした。スミレは修道院の孤児たちを「柱」を生み出すための実験台として利用し、人為的にアドラバーストを引き起こす蟲(むし)の実験や精神的追い込みを行っていたのです。アイリスが生き残ったこと自体が、柱としての素質を見出された結果という残酷な事実が明かされます。
本来、第二世代や第三世代のような発火能力を持たないアイリスですが、アドラの接近とともに自身の発火限界や身体的負荷を伴うアドラリンクを経験。祈りを通じてシンラたち能力者と共鳴し、戦況を覆す強力な波動を放つなど、単なる「守られるヒロイン」を超越した戦う意志を示しました。