この変化はエンターテインメント界にとどまらず、トレンドを牽引する美容・コスメ産業全体にも大きな地殻変動をもたらしている。大手化粧品メーカーの株式会社資生堂が実施した最新の美意識調査によると、一昔前のような「誰からも好かれる無難なフェミニンさ」よりも、「自分の骨格を活かした個性的で立体的な美しさ」を追求する女性の割合が急増しているという。
従来のコスメ市場では、鋭い目元をコンプレックスと捉え、ひたすら丸く優しく見せるための修正メイク術が主流だった。しかし、現在の美容・コスメ産業は「隠す・変える」から「活かす・魅せる」へと軸足を完全に移している。ハイライトやシェーディングを巧みに駆使し、鋭さを知的でエレガントな立体感へと変換するアイテムやテクニックが、多くの女性から圧倒的な支持を得ている。