名曲レットイットビー本当の意味!亡き母の祈りと解散前夜の真実

名曲レットイットビー本当の意味!亡き母の祈りと解散前夜の真実

名曲レットイットビー本当の意味!亡き母の祈りと解散前夜の真実の全体像を分かりやすくまとめてご紹介します。

「Let it be」という言葉を日本語に訳すとき、教科書的な「あるがままに」「身を任せなさい」という訳文だけでは、この歌の核心には触れられない。この言葉の真の震源地は、ポール・マッカートニーが14歳のときに乳がんで亡くした最愛の母メアリー・マッカートニーの存在にある。

1968年後半、バンドの不和やビジネスのプレッシャーに押しつぶされそうだったポールは、激しい不眠とノイローゼ寸前の精神状態に追い詰められていた。ある夜、彼の夢の中に現れたのは、十代で別れた母だった。夢の中で母は穏やかに微笑み、「すべてはうまくいくわ、ただ、あるがままにしておきなさい(Let it be)」と語りかけたという。

歌詞冒頭に登場する「Mother Mary」は、一般的には聖母マリアを想起させる。しかし、ポール自身にとっては実の母メアリーその人だった。運命に抗うことをやめ、大きな流れを受け入れること。それは無力な諦めではなく、痛みを抱えたまま前へ進むための、母から授かった絶対的な肯定の祈りだったのだ。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。