日本人が韓国語を学ぶ際、最大のブレーキになるのが「完璧に話さなければ通じない」という思い込みだ。激音や濃音の違いを意識しすぎて声が小さくなり、かえって相手に伝わらない場面をよく見かける。だが、現場のコミュニケーションに必要なのは正確な調音点ではなく、堂々とした「声の抜け感」だ。
現地の若者たちの会話に耳を傾けてみてほしい。彼らは息をたっぷり使い、抑揚を大きく取ってリズミカルに話している。少々発音のピッチがズレていても、イントネーションの勢いと文脈があれば、ネイティブは意図を瞬時に察してくれる。発音記号とにらめっこする暇があるなら、好きな俳優のセリフをモノマネ芸人のように声真似してみる。その方が遥かに早く「通じる音」に仕上がる。