サッカー日本代表・伊藤洋輝選手の右眉の一部から生えている毛が真っ白である理由は、医学的に「尋常性白斑(白斑)」と呼ばれる皮膚の状態によるものです。皮膚の色素を生成するメラノサイト(色素細胞)が減少あるいは消失することで、その部位の皮膚や生えてくる毛髪の色素が抜け、白く変化します。
日本皮膚科学会の診療ガイドラインによると、尋常性白斑は全人口の約0.5%〜1%程度に見られる疾患であり、自己免疫の異常や神経因子の関与が複合的に影響して発症すると考えられています。決して珍しい現象ではなく、生命や運動機能に影響を及ぼすものでもありません。
「いつから白くなったのか?」という点について、育成年代からの関係者や本人の過去の足跡を辿ると、小学生時代(ジュビロ磐田の下部組織加入前後の幼少期)に右眉の一部の色素が抜け始めたことが確認されています。生まれつき完全な白眉だったわけではなく、成長過程の初期に発症した局所的な白斑(神経の走行に沿って現れる分節型白斑など)がそのまま定着した形です。