たぬきの中国語は「貉」が正解!アライグマや狸猫との違いを徹底解説

たぬきの中国語は「貉」が正解!アライグマや狸猫との違いを徹底解説

たぬきの中国語は「貉」が正解!アライグマや狸猫との違いを徹底解説を詳しくリサーチ! 知っておきたい トピックの裏側を凝縮して配信します。

「タヌキは日本固有の動物ではないのか?」と思われがちですが、生物学的なタヌキ(学名:Nyctereutes procyonoides)の本来の原産地は、日本列島だけでなく中国東部・東北部、極東ロシア、朝鮮半島にまたがっています。

特に近年、中国国内で「貉(hé)」という単語が一躍全国的なトレンドワードとなったのが、上海市をはじめとするメガシティにおける野生タヌキの都市部定着問題です。

中国の現地報道および復旦大学生命科学学院の王放(ワン・ファン)准教授らの研究チームが公表したフィールド調査データによると、上海市内の松江区、青浦区、閔行区などを中心に、300箇所以上の住宅団地(小区)で野生の「貉」の生息が確認されています。調査データによれば、市内のタヌキ個体数は推定数千頭規模に達しており、人間が放置したキャットフードや生ゴミ、豊かな団地緑地の池などを生活基盤にして急速に都市環境に適応しました。

中国のSNSである小紅書(RED)や微博(Weibo)上では、以下のような住民のリアルな投稿が日常的にシェアされています。

「夜に団地を散歩していたら、猫より二回り大きいモフモフした動物に遭遇した。アライグマかと思ったら、管理事務所の掲示板に『国家二級重点保護野生動物の貉(タヌキ)なので餌を与えないでください』と書いてあって驚いた」
「ゴミ捨て場に丸々太った貉の親子がいた。危害は加えないようだが、飼い犬と鉢合わせしないか心配」

中国において「貉」は国家二級保護野生動物に指定されており、無許可での捕獲や殺傷は厳格に禁止されています。市民と野生動物の共生を模索するドキュメンタリー番組やニュース特集が頻繁に組まれた結果、現代の中国都市部住民の間では「貉=団地の緑地で見かけるあの動物」として、正確な漢字と存在が広く認知されるようになっています。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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