キャリアと私生活の双方で転機を迎えていた2005年、宮崎ますみを突然の悲劇が襲います。37歳の若さで告げられた「ステージIの乳がん」という過酷な診断でした。
当時の手記や特番インタビューにおいて、彼女は告知直後の激しい動揺を率直に告白しています。「なぜ自分が」「幼い子どもたちを残して死ぬわけにはいかない」という恐怖と混乱のなか、彼女は患部温存手術と放射線治療、ホルモン治療という標準医療を選択しました。しかし、身体の治療が進む一方で、彼女の関心は「なぜこの病気が自分の身体に発症したのか」という根本的な原因の探求へと向かっていきます。
闘病生活のなかで彼女が気付いたのは、無意識に溜め込んでいた精神的ストレスや、自分自身を置き去りにして他者の期待に応えようとしていた心の偏りでした。そこで出会ったのが「潜在意識に働きかけるヒプノセラピー」でした。現代医学による適切なアプローチと、自らの免疫力を最大限に引き出すメンタルケアを統合した結果、彼女は見事に乳がんを克服。この劇的な生還体験こそが、その後の彼女の人生を大きく決定づけることになります。