天気予報で同じ「13度」と表示されていても、秋が深まる11月と、冬の出口である3月では、人間の体が受ける刺激や求められるビジュアルは大きく異なります。
11月中旬から下旬にかけての13度は、体がまだ冬の寒さに慣れていないため、実気温よりも寒く感じやすい傾向にあります。加えて、木枯らしなどの冷たい風が吹くことで体感温度が一気に低下するため、深みのあるブラウンやチャコールグレーといったウォーム感のあるカラーを取り入れ、素材もウールやコーデュロイなど冬寄りの質感へとシフトするのが自然です。
一方で3月の13度は、日差しに春特有の力強さが宿り始め、街全体のムードも軽やかさを求めます。真冬と同じ重厚なブラックのアウターを着ていると、周囲から浮いて見えてしまうことも。スプリングコートの中にライトインナーダウンを隠し持ったり、アイボリーやライトベージュ、サックスブルーなどの明るいトーンを意識的に取り入れたりすることで、寒さをしっかり防ぎつつ春らしい軽快さをアピールできます。