じめじめとした湿気と降り続く雨によって、子どもも大人も鬱屈した気分を抱え込みがちな6月。しかし、室内で過ごす時間の長さは、見方を変えれば一つの素材とじっくり向き合い、指先の感覚を研ぎ澄ます絶好のチャンスでもあります。
3歳児にとっての製作とは、大人が鑑賞するための「作品」を作ることではありません。昨日まで切れなかった紙が切れた快感、絵の具を塗った瞬間にクレヨンが色を押し戻す驚き、自分の選んだシールがかたつむりの模様になる誇らしさ――そうした一つひとつの微小な成功体験が、「自分は自分の力で世界に変化を起こすことができる」という、揺るぎない自己効力感の根幹を形成します。
指導案の形式的な枠組みに囚われすぎることなく、目の前の子どもたちの手元の動きと瞳の輝きを観察すること。それこそが、雨の日の保育室を子どもたちの熱気と歓声で満たすための、最も確かな道筋です。 (出典: 6 月 製作 3 歳児(Yahoo!ニュース))
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