マヨネーズは血圧を上げる?下げる?減塩の落とし穴と真相を徹底解説

マヨネーズは血圧を上げる?下げる?減塩の落とし穴と真相を徹底解説

マヨネーズは血圧を上げる?下げる?減塩の落とし穴と真相を徹底解説とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を簡潔に解説します。

低塩分でお酢の降圧効果が期待できるからといって、無制限に食べてよいわけではありません。「良かれと思ってマヨネーズをたっぷり使っていたら、逆に血圧や中性脂肪が上がってしまった」というケースには、明確な生理学的理由が存在します。

第一のリスクは、過剰なエネルギー摂取による内臓脂肪型肥満です。通常のマヨネーズは大さじ1杯で約100kcal、その約70%以上が脂質で構成されています。脂質を過剰に摂取して内臓脂肪が蓄積すると、脂肪細胞から血圧を上昇させる生理活性物質(アンジオテンシノーゲンなど)が過剰に分泌され、インスリン抵抗性や交感神経の緊張を招きます。これがマヨネーズで血圧が上がる根本的な理由です。

第二に、マヨネーズのコレステロールと動脈硬化への懸念です。卵黄に含まれるコレステロール自体は、近年の食事摂取基準において厳格な上限値が撤廃されたものの、飽和脂肪酸の過剰摂取と組み合わさることで血中のLDL(悪玉)コレステロールを酸化させ、動脈硬化を進行させるリスクを孕んでいます。血管壁が硬くなれば血圧の逃げ場がなくなり、高血圧をさらに悪化させる悪循環に陥ります。

血管の健康を守るための絶対防衛ラインは、高血圧対策としてのマヨネーズは大さじ1杯(約15g/日)を上限とすることです。この適量を守る限り、脂質過多の害を抑えつつ、減塩と酢酸のメリットのみを享受することができます。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。