Q1:プライムコートを散布した直後に予期せぬ雨が降ってきたらどうなりますか?
A1:乳剤がまだ褐色で硬化していない状態で激しい雨に打たれた場合、乳剤が雨水で希釈・流出してしまいます。この場合、性能が著しく低下するため、天候回復後に路盤を乾燥・再整地し、改めてプライムコートを再散布(再施工)するのが標準的な是正手順です。
Q2:個人住宅の小規模なアスファルト駐車場でもプライムコートは必要ですか?
A2:必要です。乗用車が数台乗る程度の駐車場であっても、ハンドルを据え切り(停止した状態でハンドルを回す操作)した際に強いねじれ応力がかかります。プライムコートがないとアスファルト層が路盤から剥離し、短期間で穴が空く原因になります。
Q3:散布したアスファルト乳剤が作業靴や周囲のコンクリートに付着したときの落とし方は?
A3:未硬化の段階であれば水洗いで落ちることもありますが、黒く硬化した後は水では落ちません。市販の「アスファルトクリーナー」や「灯油」「リモネン系溶剤」を布に染み込ませ、アスファルト分を溶かして拭き取る必要があります。周囲を汚さない事前の養生が極めて重要です。
Q4:プライムコートの散布量が多すぎるとどのような不具合が起きますか?
A4:乳剤が路盤に吸収しきれず表面に液だまり(プール)を作ると、後から敷く高温のアスファルト合材の熱で余剰アスファルトが表面へ染み出してくる「ブリーディング現象」が発生します。路面がツルツルと滑りやすくなり、夏季にはアスファルトが軟化してわだち掘れの原因となります。