湯之平展望所を訪れる旅行者の間で大きな話題となっているのが、施設内外の石垣に埋め込まれた「ハートの石」です。改修工事の際に遊び心として職人が配置したと伝えられており、公式には合計7個のハート型の自然石が組み込まれています。
現地を観察すると、この7つの石は展望所建物の外壁、登り階段の側面、石段の隅など、視界に自然と入り込む場所から少し屈まないと見えない位置まで巧妙に分散して配置されています。「すべて見つけると幸せになれる」「恋愛成就のご利益がある」という口コミがSNSを中心に定着し、現在ではカップルやファミリー層が石垣を丹念に指差し確認する姿が日常的な風景となっています。
観光行動学の観点からも、単に景色を眺める受動的な観光にとどまらず、「隠されたシンボルを探す」という能動的なミッションが加わることで、滞在時の満足度や記憶の定着率が大幅に向上することが実証されています。見学の所要時間は景観鑑賞だけであれば15分程度ですが、ハートの石をじっくり探す場合は20〜30分程度を見積もっておくと余裕を持って楽しめます。