ネットカルチャーの外側にいる層からは、「単に薄気味の悪い画像を切り貼りしただけのネットミーム」「悪趣味なホラーコンテンツ」と一蹴されてしまうことも珍しくありません。しかし、これはドリームコアが持つ本質的な機能を見落とした誤解です。
ドリームコアを支持する中心層の多くは、24時間絶え間なくSNSで他人の生活や社会のプレッシャーに晒され続けている世代です。常に完璧な自己演出を求められる過剰接続の環境において、ドリームコアの空間には「他者の視線」が一切存在しません。誰もいない空虚な遊園地や薄暗い廊下は、鑑賞者にとって誰とも比較されず、誰にも評価されない究極の「認知的空白地帯(シェルター)」として機能しているのです。
単なる恐怖ではなく、孤独を肯定し、感情のデトックスを可能にする静寂のサンクチュアリ。この側面を理解して初めて、ドリームコアが単なる一過性の流行を超え、現代の視覚カルチャーとして根強く支持され続ける背景が腑に落ちます。