Q1:脳の血管が切れる前兆として、前日や数日前にわかる兆候はありますか?
A1:脳出血は前兆なく突然発症することが多いですが、くも膜下出血では破裂の数日から数週間前に「警告出血」による軽度の頭痛、めまい、首の後ろの強い張りや痛み、一過性の視力異常などが現れることがあります。「普段の頭痛と明らかに違和感がある」と感じた場合は、放置せず直ちに脳神経外科を受診してください。
Q2:脳の血管が切れて倒れた場合、助かる確率はどれくらいですか?後遺症は残りますか?
A2:くも膜下出血の場合、救命率は約65〜70%ですが、完全に元通り社会復帰できる割合は約30%とされています。脳出血は救命率が80%を超えるケースが多いものの、出血の部位や大きさによって約6割から7割の方に運動麻痺や感覚障害、言語障害などの後遺症が残ります。一刻も早く搬送され、血腫の拡大を食い止めることが後遺症軽減の絶対条件です。
Q3:家族が「手足のしびれ」を訴えて倒れたとき、救急車が来るまで何をすべきですか?
A3:まず安全な場所に寝かせ、ネクタイやベルトなどを緩めて衣服を楽にします。吐いたもので窒息しないよう、顔を横に向けた回復体位を取らせてください。絶対にやってはいけないのは「水を飲ませること」や「無理に立ち上がらせること」、そして「自己判断で手持ちの降圧剤を飲ませること」です。誤嚥による窒息や、急激な血圧低下による脳血流悪化を招く危険があります。
Q4:未破裂の脳動脈瘤が健康診断で見つかりました。必ず切れてしまうのでしょうか?
A4:脳動脈瘤が見つかったからといって、すべてが破裂するわけではありません。年間の破裂率は全体平均で約1%前後とされていますが、コブの大きさ(5mm以上は要注意)、できた場所、形状、そして高血圧や喫煙歴の有無によってリスクは変動します。専門医のもとで経過観察を行うか、破裂前に予防的なコイル塞栓術やクリッピング術を行うかを慎重に判断します。