Q1:5年前にいただいた未開封の日本酒、常温保存していたものは飲んでもお腹を壊しませんか?
A1:基本的にアルコール度数が高いため、食中毒菌が増殖してお腹を壊す可能性は極めて低いです。ただし、常温保管によってメイラード反応が進み、味わいはかなり重く、紹興酒のような独特の風味に変化している可能性が高いです。グラスに注いで澄んだ色をしており、不快な腐敗臭がなければ飲んでも健康上の問題はありませんが、まずは少量口に含んで味を確かめてみてください。
Q2:茶色っぽく変色した日本酒は体に害がありますか?
A2:体に害はありません。日本酒に含まれる糖分とアミノ酸が結合して生じる「メイラード反応(メラノイジンの生成)」によるもので、醤油や熟成味噌が茶色いのと同じ現象です。むしろ「熟成古酒」としてその色合いとコクを珍重する愛好家も大勢います。ただし、濁りがある場合や酸鼻を突く異臭が伴う場合は火落ち菌の繁殖が疑われるため飲用は避けてください。
Q3:「生酒」と書かれた未開封ボトルを常温で数ヶ月放置してしまいました。もう手遅れでしょうか?
A3:火入れを行っていない生酒を常温放置した場合、本来のフレッシュな酒質は失われている可能性が極めて高いです。瓶内で発酵が進み、内圧が高まっている危険性があるため、開栓時は布巾を被せるなどして王冠の吹き飛びに十分注意してください。味をみて酸味が強すぎたり香りが崩れていたりした場合は、そのまま飲まずに魚や肉の下処理に使う料理酒として活用することをおすすめします。
Q4:一度開栓してしまった日本酒は、どれくらいの期間で飲み切るべきですか?
A4:開栓するとボトル内の空気に触れて急激に酸化が進みます。生酒や香りが命の大吟醸酒は冷蔵保存の上で「1週間〜10日以内」、一般的な純米酒や本醸造酒であっても冷暗所または冷蔵保存で「2週間〜1ヶ月以内」に飲み切るのが本来の美味しさを保つリミットです。