無期雇用派遣と正社員の違いは?後悔の落とし穴と年収の真相【2026】

無期雇用派遣と正社員の違いは?後悔の落とし穴と年収の真相【2026】

無期雇用派遣と正社員の違いは?後悔の落とし穴と年収の真相【2026】について徹底解説いたします。詳細な分析をご覧ください。

大手派遣会社の無期雇用枠で事務職やテクニカルサポートとして働く現場従事者への聞き取り調査からは、制度の恩恵を享受する声と、出口の見えない閉塞感に苛まれる声の両極端な実態が浮かび上がります。

肯定的な声をあげるのは、主に20代前半の未経験層や第二新卒層です。「大学中退やフリーター期間があり、事業会社の書類選考に全滅していたが、大手メーカーの現場に潜り込んで職歴書に書ける実務経験を作れた」「月給制で毎月安定した入金があるため、生活の立て直しができた」という証言があります。未経験からITエンジニアを目指す層にとっても、研修付きで実務の現場に入れるステップアップの足がかりとして機能している側面は否定できません。

一方で、入社3年目を迎えた層からは深い溜息が漏れます。取材に応じた20代後半の女性は次のように証言します。

「隣のデスクで自分と全く同じデータ入力と顧客対応をしているプロパーの同世代社員は、夏のボーナスで手取り70万円をもらっていました。私の明細は寸志の10万円です。派遣先の上司からは『いつも助かっているよ』と感謝されますが、人事権がないため昇給には一切反映されません。派遣元からは『頑張りは評価しています』と言われるだけで、年次昇給は月2,000円。何のために働いているのか分からなくなりました」

現場の業務が高度化し、責任あるポジションを任されるほど、「責任と待遇のアンバランス」に耐えかねてメンタルヘルスを崩したり、突発的な離職に至ったりする傾向が顕著に見られます。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。