法定相続情報一覧図の取得方法|自分でできる申請手順と戸籍の落とし穴

法定相続情報一覧図の取得方法|自分でできる申請手順と戸籍の落とし穴

法定相続情報一覧図の取得方法|自分でできる申請手順と戸籍の落とし穴の方法について詳しく紹介します。実践的なガイドをご覧ください。

相続が発生した際、遺族の前に立ちはだかる最初の壁が「各窓口での戸籍謄本の使い回し問題」です。故人が複数の金融機関に口座を持っていた場合、原則としてすべての窓口に「被相続人の出生から死亡までの連続した戸籍謄本」を提出しなければなりません。原本還付を請求しても、銀行側の精査に1〜2週間を要し、1つの口座を解約してから次の銀行へ提出するという非効率なリレー作業が発生していました。

このボトルネックを解消するために法務省が創設したのが法定相続情報証明制度の手順です。相続人が法務局へ戸籍一式と家系図形式の一覧図を一度提出すると、登記官が内容を精査したうえで、公的な認証文が付与された「法定相続情報一覧図の写し」を必要な枚数分、無料で交付してくれます。

これさえあれば、銀行口座解約や名義変更手続き、さらには法務局での登記申請や相続税申告における提出メリットに至るまで、すべての窓口へ同時にA4用紙1枚ずつを提出して並行処理を進められます。何通もの戸籍謄本セットを有料で取得し直す費用も、返送を待つ膨大な空白時間もゼロに抑えられる点が、この制度最大の強みです。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。