葬送の形態が多様化する時代にあって、参列者として恥をかかないための最新マナーの要点を整理します。
通夜や告別式で受け取る返礼品にお清め塩が同封されていなかった場合、受付や葬祭スタッフに「塩が入っていません」と要求するのはマナー違反にあたります。喪家が浄土真宗の教えに従っているか、あるいは無宗教葬として死の忌避を行わない意図で設計されている可能性が高いためです。渡されたものだけを静かに受け取るのが大人の嗜みです。
また、車で葬儀場へ向かった場合、車内に入る前にお清め塩を使うべきか悩むケースがあります。厳密な神事の解釈では「密閉されたパーソナル空間に入る前」に祓うのが理想とされるため、斎場の駐車場で車に乗り込む前に足元へ塩を振るのがスマートです。ただし、強風時や周囲に他の会葬者がいる場合は、塩が他人の車や衣服にかからないよう細心の配慮を払ってください。