利用客側の視点のみならず、働く若者たちの間でもコンカフェバイトの評判と実態は大きな関心事となっています。求人サイトやSNS上では「時給2,500円〜4,000円」「未経験大歓迎」「可愛い衣装が無料で着られる」といった華やかな文句が躍りますが、その実情は決して平坦ではありません。
都内有名コンカフェで2年間勤務したキャスト(22歳・大学生)の手記や現場証言によると、高時給を維持するためには厳しい実態が伴います。
「時給の額面が高くても、それは『フルバック(歩合)』を含んだ理論値であることが多く、基本給自体は地域最低賃金に近い設定も珍しくありません。真冬でも薄着の衣装で何時間も路上に立ってビラ配りを強いられたり、営業時間外にもSNSでお客さんに営業DMを送り続けたりしなければ、指名やドリンクバックは稼げません。毎月の売上順位がバックヤードに貼り出され、数字が取れないキャストはシフトを削られる精神的プレッシャーもありました」(現役キャストの手記より)
さらに悪質な店舗では、労働基準法を無視した独自の「罰金ペナルティ制度」(遅刻1分ごとに千円天引き、当欠で数万円の控除など)や、衣装のクリーニング代名目での不当天引きが横行しています。働く側にとっても、健全な法人企業が運営しているのか、労働条件通知書が交付されるかを見極める高いリテラシーが求められています。