旧来の自民党総裁選では、派閥単位での締め付けや合意形成が勝敗を決定づけていました。しかし、派閥の全面的な解消宣言を経て、総理・総裁選びの構造は根底から覆りつつあります。
最大の変更点は、総裁選出馬に必要な推薦人20人の確保が極めて流動的になった点です。以前のように派閥の領袖による「割り振り」が通用しなくなったため、各候補者は政策グループの枠組みを超えて個別に議員へ働きかける必要があります。
この変化は、独自の議員ネットワークを持つ候補者には追い風となる一方、無派閥で活動してきた議員にとっては高いハードルとなります。2026年の政局動向において、無派閥若手議員のキャスティングボートとしての存在感が一段と増しています。