厳しい教育訓練を修了した卒業生には、専門知識を備えた頼もしい現場のリーダーとしての道が開かれています。海上保安学校卒業後の進路と配属は、本人の希望と成績、全国の保安部署の要員状況を総合的に勘案して決定されます。
日本全国を11のブロックに分けた「管区海上保安本部」傘下の巡視船・巡視艇、航空基地、または各港の海上保安部(署)が初任地となります。配属直後から「現場の保安官」として、領海警備、密輸・密航の取り締まり、海難救助、海洋環境保全など多岐にわたる任務に就きます。
現場配属後もキャリアアップのチャンスは豊富です。救助のスペシャリストである「潜水士」を目指して選考試験に挑む道や、その最高峰である「特殊救難隊(トッキュー)」へステップアップする道もあります。さらに、一定の実務経験を積んだ後に選考試験をパスすれば、幹部登用コースに進み、巡視船の船長や海上保安署長といった要職への道も開かれています。